生産者の想い

竹炭塩、窯元の岡部竹炭研究会の落合です。

約20年前から「竹炭」を焼いてきましたが、10年前から竹炭焼きの名人からアドバイスを受け、竹炭塩(竹焼き塩)の焼成を始めました。

私共は手作りの土窯を使用しているため、当初は窯の温度管理が大変難しく、最初は失敗ばかりで試行錯誤でしたが、10年経った今では商品として販売できる品質のものを安定して焼成できています。とはいえ、たまに失敗しますが。笑

私が産まれ育った藤枝市には世界一、美味しいタケノコの産地の山があります。

竹林から孟宗竹の切り出しを行うのは重労働ですが、このとてもまろやかで健康にも良い塩を是非皆さんに食して頂きたく思い生産に励んでおります。

竹炭塩の生産地である、この藤枝市岡部町という地域は古くから宿場町として栄え、宮内庁に献上する玉露や、みかん、しいたけ、タケノコなど「山」の良質な資源が経験豊富な生産者によって作られております。
近年は高齢化が進む中、生産者も減少の一途を辿り30年後、50年後と、我々の生活を支えてきたこの素晴らしい文化が残っているのかと心配でなりません。
竹炭塩を通して藤枝市の名前や文化を世界中に広め、100年、200年が経っても色あせない場所として残していくことが我々の願いであり、モノづくりの基本概念となっています。